03.都市基盤が充実し、次の世代のために
歩むまち福岡について
福岡市は、空港・鉄道・港が都心部に集約されたコンパクトシティであり、国内外問わず、多くの方々から「住みやすいまち」として高い評価を得ています。増加し続ける人口、集積が進む都市機能、多様化する市民ニーズに対応し、今後も多くの方々から「住みやすいまち」として評価を得ていくためには、常に未来に向けたまちづくりに取り組まなければなりません。
そのためには、海外との窓口である空港・港の機能強化は言うに及ばず、陸上での人流・物流機能を支える鉄道・道路にも、未来を見据えた投資を行うべきであります。
また、近年、福岡のみならず、九州・日本で予想を超える豪雨・地震が頻発し、この異常な現象が日常的になりつつある中、市民の生命・財産を守っていくためには、災害に対する備えを厚くしなければなりません。
そのためには、安全安心な市民生活の根幹を支える道路・下水道・河川といった基礎インフラの整備・適正管理にもしっかりと取り組む必要があります。
都市の成長と安全安心な市民生活、人と環境と都市活力の調和のとれたまちづくりを実現するため、次の事項について、特段のご配慮をお願いします。
（１）未来に向けて生まれ変わるまちづくりについて
- 福岡空港の周辺環境整備と機能強化の推進
- 天神、博多駅、ウォーターフロント地区のまちづくりによるニューフロンティアの創造
- 次世代に対応した先進的な街づくり「FUKUOKA Smart EAST」の推進
- セントラルパーク構想の実現
（２）人流・物流機能の強化について
- アイランドシティDコンテナターミナルの早期整備
- クルーズ拠点港にふさわしい施設整備の推進
- 薬院新川を活用した新たな都市計画道路の早期検討
- 西南部交通対策の推進（南区における新たな都市計画道路の検討）
- 地下鉄駅等の資産の有効活用の推進（デジタルサイネージの活用等）
- 南部地域における計画的なバス路線の交通の円滑化
（３）災害に強く環境に優しいまちづくりについて
- 自転車フレンドリーシティの実現に向けた施策の充実
- 公園等の適正かつ効率的な維持管理に向けた民間活力の導入推進
- 再資源化や適正分別等によるごみ減量対策の推進
- クリーンパーク及びリサイクルプラザの有効活用・活性化によるごみ減量の推進
- ユニバーサルデザインに基づくバリアフリーのまちづくりの推進
- 民間建築物やブロック塀等の耐震対策の推進
- 国土強靭化地域計画の策定及び防災・減災対策の推進
- 農業用ため池の防災・減災対策の推進
- 生活道路の整備、交通安全対策の推進
- 生活道路の適正かつ効率的な維持管理に向けたICT技術の活用推進
- 安定・健全な水道事業の経営の推進