MESSAGE
ごあいさつ
福岡市は、平成24年に未来の設計図である総合計画を策定し、目指す都市像として「人と環境と都市活力の調和がとれたアジアのリーダー都市」を掲げ、「都市の成長」と「生活の質の向上」の好循環を創出することを都市経営の基本戦略として、これまで都市づくりに取り組んできました。 その結果、今、福岡市は、 ・全国No.1のクルーズ船寄港回数 ・5年連続過去最高を更新する入込観光客数、市税収入 ・過去最低のオフィスビル空室率 など、全国の中でも最も元気なまちとして高く評価されています。 また、市民からの「住みやすさ」評価は、過去最高を記録し続けています。 このように市内外で高い評価を受けているのは、これまで、福岡市が国と良好な関係を築き、国家戦略特区をはじめ、国の施策を活用するのみならず、それに市独自の施策を加えて政策パッケージとして事業を推進してきたからであり、髙島市長の強い政治力とリーダーシップの賜物だと確信しています。 しかしながら、そのような福岡市にも先行きに不安の兆しが見られます。平成27年国勢調査によると、福岡市の経済を支える生産年齢人口は減少をはじめ、今後、九州の人口減少が加速することを考えると、本市の活力を支えてきた九州内からの若者層の転入もいずれ減少していく可能性があります。また、福岡市の高齢化率は、2016年に21%を超え,他都市と同様に既に超高齢社会を迎えており,今後も,2025年には24.8%、2040年には31.0%、そして2050年には34.3%になると予測されており,支える人と支えられる人のバランスが大きく変化していきます。 今後の社会保障関係費の増加や、公共施設の大量更新の必要性も勘案すれば、引き続き厳しい財政状況が継続することが見込まれることから、今後もさらに事業の「選択と集中」を進めながら、福岡市の活力維持・向上のため魅力をさらに磨き、仕事を創出するとともに、持続可能な社会システムを早急に構築していく必要があります。 私たち「自民党新福岡」は、髙島市長とともに、「都市の成長」と「生活の質の向上」の好循環をより一層確実なものとし、この住みやすいまち「福岡」をより一層発展させ、将来に引き継ぐために、令和1年~令和4年度予算及び政策要求として、次の事項を要望します。